都市部での滞在方法はフラット(イギリス英語でアパートのこと)を複数人でシェアして共同生活するのが最もポピュラーになっている。現地の文化や家庭の雰囲気を味わいたいならホームステイを選ぶのもよいし、短期間の滞在ならユースホステル(YHA)やバックパッカー(BP)なども選択肢だろう。
滞在期間やどういう生活をしたいかなどを考えて、自分にあった居住スタイルを選ぼう。滞在先を選ぶ際は、雰囲気や設備はもちろん、周辺の治安や学校、仕事先への交通事情、セキュリティーなどにも十分に配慮しよう。
◆ホームステイ◆
★ポイント★
●現地の生活習慣や文化の違いを体験できる。
●テキストでは学べないリアルな英語が学べる。
●ファミリーがいてくれる安心感。
現地の一般家庭で、そのファミリーの一員として日常生活を体験できるのがホームステイ。日常的に英語に触れられ、生活習慣や文化が学べるというのは大きなメリット。ワーホリで来たら最初の数週間はホームステイという人も多い。
ホームステイ先は(語学)学校からの紹介、現地情報センターなどで探す、日本で手配するなどの方法がある。自分の希望や食事の好き嫌い、アレルギーなどを具体的に伝えておくと、後のトラブルが少なくなる。滞在費は1日2食付で、1週間160〜200A$位が平均。
あくまでも「お客様」ではなく、「家族の一員」という意識で、起床や就寝、入浴、食事などは、ホストファミリーの生活スタイル・ルールに合わせることが大切。また、帰る時間が遅くなるときには電話を入れるなどの気配りを。積極的にコミュニケーションを取り、家事の手伝いをするなど、自分から打ち解ける姿勢を見せれば、より親密になれるはずだ。
ホームステイで何か困ったことや、不満に思うことがあったら、まずはホストファミリーに遠慮せずに相談してみよう。たいていは話し合いで解決することが多いが、話しても解決できない、ホームステイを申し込んだ際の条件と違うといった場合には、ホームステイを手配した学校などに相談しよう。状況次第では、別のホームステイ先に変えてもらうこともできる。
◆フラット(一人暮らし)◆
★ポイント★
●自由を満喫できる。
長期間同じ地域に滞在する場合は、フラットを利用するのが一般的。基本的にはワーキングホリデーなどで来た人は、費用を抑えるためにフラットをシェアして暮らしているケースが多い。
ベッドやクローゼット、冷蔵庫など、家具が備え付けてある物件も多いので、そのような物件を探して入居してすぐに生活がスタート出来る。
フラットを探す場合は、友人の紹介、情報センターや(語学)学校・大学などの掲示板で探すことが可能。ほかには日本語新聞の広告や不動産屋で探すことも出来る。
◆フラット・シェア(共同生活)◆
★ポイント★
●家賃を節約できる。
●光熱費を節約できる。
●入居手続きが簡単。
フラットを複数名(2〜4名程度)でシェア・共同生活するという方法を「フラット・シェア」といい、一緒に住む人をシェアメイトと呼ぶ。通常、オーナーと、ベッドルーム数に応じて2〜3人が共同生活をする。ベッドルーム以外のシャワー、トイレ、キッチン、リビングなどは共同スペースになる。
このスタイルはオーストラリアでは一般的で、同性同士に限らず男女がひとつのフラットをシェアすることも少なくない。
この滞在方法ならば、広い物件を安く借りられ、家賃や光熱費が分担できるので経済的。シドニーで週100〜150A$前後、ブリスベンでは80〜130A$が家賃の平均。立地、設備などで家賃は変わってくる。
注意点としては、「人間関係のトラブル」「マナーの問題」「お金のトラブル」があげられる。入居の際の契約事項などはきちんと確認しておこう。
シェアメイトは新聞の募集情報や語学学校などの掲示板、情報センターや大学構内の掲示板で探せる。日本人同士のほうが良ければ、日本語新聞や日本食レストランの掲示板を見るとよい。
◆ゲストハウス◆
★ポイント★
●長期滞在には嬉しい格安ホテル。
ゲストハウスとは、長期滞在者用の格安ホテルのことで、料金は一般のホテルに比べるとかなり安い。部屋は広くはないが、ベッドやクローゼット、机などの必要最低限の家具は付いている。 シャワーやトイレ、キッチン、冷蔵庫などは共同で、自炊も可能。長期間滞在する際には、安全性のチェックやルールの確認をきちんとしておこう。
◆短期滞在の宿泊◆
★ポイント★
●お手軽1日からの宿泊。
●長期滞在する人もいる。
ラウンドで立ち寄った。もしくはフラットを探している間など、短い期間の滞在なら、B&Bやユースホステル(YHA)、バックパッカー(BP)なども使い勝手がよい。
B&Bとは、BEDとBREAKFASTの頭文字をとったもので、朝食付きの宿のこと。一般の家庭が空いている部屋を改造して宿泊用に提供しているものなどもあり、アットホームな雰囲気が味わえる。ユースホステル(YHA)やバックパッカー(BP)などは街のいたるところで目にすることができる。
ワーホリメーカーや留学生によく利用されているものの一つに「ボーディングハウス(=寮)」がある。ボーディングハウスの利用に関しては、語学学校が所有しているものであれば、その学校に通っていることが条件になる。
★★★フラットの探し方★★★
フラットを探す際は、入居者募集の不動産情報をチェックし、物件の下見をし、契約条件をきちんと確認して、自分に合った暮らしやすい住居空間を手に入れよう。
【1】入居者募集の不動産情報をチェック
語学学校・大学の掲示板や毎週出される新聞のシェア・アコモデーション情報、「日豪プレス」などの情報誌に募集情報が出ている。いい物件は早い者勝ちなので、気に入った物件があったら、すぐにオーナーや不動産屋に連絡して、下見のアポイントを取る。
【2】部屋を下見しにいく
チェックポイントは、
@自分が借りる予定の部屋の広さ。
Aドアの鍵がついているかどうか。
B水道やシャワー、トイレの水がきちんと出るか。
C壁や柱の傷、壊れた場所がないか。
※家を出る際に自分が壊したことになると、修理代を敷金(ボンド)から差し引かれることがあるため要確認。
Dいつから入居できるのか。
E自分のほかにもシェアする人がいるのか。
F家賃以外の費用(光熱費、電話代など)があればどのくらいか。
Gボンド(=BOND・保証金)はあるのか。
H家を出る際に保証金(ボンド)は戻ってくるのか。
その他、「周囲の交通機関」など、聞いておきたいことをリストアップしておくとよい。トラブルを事前に防ぐためにも、わからないことはきちんと確認しよう。
【3】契約する
契約書にサインをして保証金(ボンド)を払う。その際、最低住まなければならない期間や、フラットを出る際は何日前までに報告したほうがよいかなどの条件をきちんと確認しよう。


